2012年以来、10年ぶりに会誌「郷土7号」を発刊いたしました。
「後世に伝承する会誌が完成した。今後も町の歴史を訪ね、郷土愛を高めたい」(高橋会長)
当研究会は昨年、創立40周年を迎えました。1981年11月に会員8人で発足。当時、国鉄新得機関区に勤務していた野呂己之松さん(故人)が初代会長に就任いたしました。
町の歴史史料の調査と収集、保存、伝承を目的に、古老の声の収録や町教育委員会収集史料の閲覧、近隣郷土資料館の見学などの事業を実施しています。
町政施行50年に当たる83年5月には、史跡の石碑第1号として、鉄道建設で亡くなった建設作業員の冥福を祈り、新得町が狩勝高原に「苦闘之碑」を建立。以来、史跡由来銘板や標柱の建立に継続して取り組み、昨年末までに43カ所に設置いたしました。
このほか記念誌「町開基九十年開拓の足跡」や「昔ばなし」、歴史資料の「しんとくの史跡」、「ふるさとの伝承」などを発行しており、こうした活動実績が認められ、2011年には、十勝文化団体協議会から「文化賞」をいただきました。
今回の会誌は会員の菊地康雄さんがまとめた「しんとく歴史パノラマ~商工業120年の輝跡~」など、会員4人が調査研究を掲載したほか、これまでの事業を写真で振り返った「思い出のアルバム」や会の沿革などをつづっています。
道立図書館や十勝管内の博物館、町内各小・中学校などに無償で配布した他、町内の相馬商店で1冊700円で販売しております。
新得町郷土研究会が10年ぶりに会誌「郷土7号」を発刊 新得| 十勝毎日新聞電子版-Tokachi Mainichi News Web

