8月下旬、道の災害対策の改修工事中に佐幌川で発見された106年前に建設された取水口跡を調査しました。
大正の初めから昭和にかけて、清水町下佐幌にあった旧佐幌川水力発電所の水を取り込んでいたもので、
コンクリート製の取水口や石積みされた導水路、堤(つつみ)などが見つかっています。
調査には、発見者である古川建設(古川雅信社長)様にドローンでの空撮や図面作製などたくさんのご協力いただきました。
同発電所は清水や新得の両市街地に初めて電気を送った施設で、ランプ生活から脱却し、電気の恩恵を受け文化的生活がスタートした歴史的場所。調査書にまとめ、後世に残したいと考えています。
また今回の調査結果については、9月例会で報告会を行う予定です。
コメント
▽菊地会長:「一級品の遺構を見られて驚いている。(発電に)歴史的役割を果たした取水口跡を調査書にまとめ、後世に残したい」
▽西村良雄副会長:「玉手箱を開けたようだ。ロマンがいっぱい」
▽秋山秀敏事務局長:「一世紀前に造られた大正時代の土木技術の一端を垣間見ることができた」

106年前の石積み導水路発見 佐幌川から取水口をつなぐ 新得・清水の電化生活支えた遺構 | 十勝毎日新聞電子版-Tokachi Mainichi News Web

